ともとはるの「何して遊ぶ?」

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ニーチェの名言から得る人生のヒント【自分・生・友人・愛について】

哲学って、なんだか難しいイメージがありますよね。

カントやアリストテレス、フロイト…

 

抑圧(フロイト的見解)された既婚者、さかもっちゃんf:id:tomoharu74:20161213114407j:plain についてはこちらをどうぞ。

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さて、哲学といえば、「嫌われる勇気」の出版を機にアドラー心理学の本が次々に出現し、現在空前のブームになっているようです。

 

アドラーもいいけど、ニーチェもいいよ!ってことで、悩める現代人へ、ニーチェから生きるためのヒントをもらってみようかと思います。

 

 

目次

 

 

ニーチェの「生の哲学」

キリスト教道徳が絶対だったその時代の西欧において、それを「あの世的」と批判し

、「この世」つまり今を生きる人のための哲学を貫き通したその思想は「生の哲学」と呼ばれています。

ニーチェは「アンチキリスト」という本まで出しています。ロックすぎる。

 

そんな大胆で情熱的な発想を持つニーチェなら、私たちの心にもスパイスを与えてくれそうですね!

 

早速、自分・生きること・友人・愛、この4つのテーマについて、ニーチェの思想に触れていきましょう!

 

 

自分について

友人を求める前に自分自身を愛する

できるだけ多くの友人を欲しがり、知り合っただけで友人と認め、いつも誰か仲間と一緒にいないと落ち着かないのは、自分が危険な状態になっているという証拠だ。

本当の自分を探すために、誰かを求める。自分をもっと相手にしてほしいから、友人を求める。漠然とした安心を求めて誰かに頼る。

なぜそうなるのか。孤独だからだ。なぜ孤独なのか。自分自身を愛することがうまくいっていないからだ。しかし、そういうインスタントな友人をいくら多く広く持ったとしても、孤独の傷は癒されず、自分を愛するようにはなれない。ごまかしに過ぎないからだ。

自分を本当に愛するためには、まず自分の力だけを使って何かに取り組まなければならない、自分の足で高みを目指して歩かなければならない。そこには苦痛がある。しかしそれは、心の筋肉を鍛える苦痛なのだ。

「ツァラトゥストラはかく語りき」より


個人的な話ですが、ここ2、3年のテーマは「孤独の克服」でした。

現代では、SNSの流行や「リア充」という言葉など、「誰かと繋がっていた方が・友人が多くいた方が人生は良いものであり、充実している」という風潮を感じます。

本当にリアルが充実しているのは、外交的な存在の「リア充」ではなく、自分自身と徹底的に向き合っている人かもしれませんね。

 

また、自分を愛するという言葉は一見すると、「ナルシスト」や「自己中」のようですが、最も深く愛することができ、愛し甲斐がある存在は自分自身だと思います。

一人だけの意思決定や行動には不安が付きまといますが、心の筋トレを続けて孤独を克服しましょう!

そのような精神的に独立した個人が集まってこそ深い友情が生まれると考えます。

 

 

生について

安易な人生を送りたいなら

この人生を簡単に、そして安泰に過ごしていきたいというのか。

だったら、常に群れてやまない人々の中に混じるがいい。

そして、いつも群衆と一緒につるんで、ついには自分というものを忘れ去って生きていくがいい。

「力への意志」より

 

 

厳しい!泣いちゃう。

でも、一つ前の言葉と通じるところがありますよね。

彼は一貫して、「人に惑わされず自分の生きた意見を持つこと」により「確固たる自分を持ち、強く生きる」ことを推奨しています。

こんな厳しい言葉ですが、よりよく生きる考えを唱え続けたニーチェだからこそできる、叱咤激励と捉えられるのではないでしょうか。

また一方で、自分を脱皮させるための人との交流はとても肯定的に捉えているようです。

 

 

友について

親友関係が成り立つ時

互いに親友である時、次のような関係が保たれていると言える。

相手を、自分よりも敬い尊重している。相手を愛しているのは当然だが、しかしその度合いは自分を愛するほどではない。

相手との交際においては、親密さと柔らかさを少なくとも装っている。けれども、抜き差しならぬ親密さに陥る手前で止まっている。

また、相手と自分を混同せず、互いの違いをよく心得ている。

「様々な意見と箴言」より

 

 

友人と「つるむ」のではなく、自身を愛し強く生きていくことを大切にするニーチェ。

では、ニーチェのいう親友とはどのような存在なのでしょうか?

それは、親密であるが親密過ぎない、自身を愛する人間同士がお互いを尊重したところにできる関係であるそうです。

友人関係に悩んでいる時、「自分は相手に依存していないか?尊重しているか?」と自問自答する必要がありそうですね。

 

 

愛について

ずっと愛せるか

行為は約束できるものだ。しかし、感覚は約束できない。なぜなら、感覚は意志の力では動かないものだからだ。

よって、永遠に愛するということは約束できないように見える。しかし、愛は感覚だけではない。愛の本質は、愛するという行為そのものであるからだ。

「人間的な、あまりに人間的な」より

 

 

人の気持ちというのは非常に移ろいやすいものです。

好きなものが嫌いになったり、考え方だってよく変わります。

しかし、行動は約束できるとニーチェは言うのです。

 

過去に遠距離恋愛をしていたとき、この言葉に非常に感銘を受け、当時付き合っていた彼氏に、「愛しているっていう気持ちは約束できないけど、愛するっていう行動は約束できるんだよ!私もそうするね!」と熱弁したところ、「ふぅん」と一言で返され全く会話になりませんでした。哲学とは自分の心に留めておくものですね。

でも、私はこの言葉を胸に、フラれるまでちゃんと愛しましたよ!せつない。

女性より男性の方が遠距離恋愛に耐えられないと聞きますので、特に男性の方はこの言葉を心の奥底に持っていると良いかもしれませんね。お願いしますね。

 

 

まとめ

何か人生におけるヒントは得られましたか?

もっと深く知りたい方、まだヒントが得られていない方は以下をどうぞ。

 

 

 

コンビニバイトの新人、仁井智慧(にいともはる)の哲学的(?)コミック。

好きです。

 

 

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